高校編入合格体験記:学校探しから始まった帰国後の進路選択

 高校入試と異なり、高校編入は受入枠や実施時期が限られている場合があり、学校によって募集時期や選考方法も異なります。また、帰国生の編入については、学校ごとに個別に対応しているケースもあり、一般の入試に比べて情報を集めることが難しいのが現状です。
 そのため、帰国生向けの編入を受け入れているか、希望する時期に受入れが可能かなど、まずは学校に問い合わせて確認するところから情報収集が始まることも少なくありません。受入れの可能性が分かってから、試験科目や選考方法など、具体的な準備に進むことになります。

アメリカで通ったハイスクールの外観
ニチカさん基本データ
在外期間2年3ヶ月(中3〜高2)
滞在都市アメリカ・ボストン
Manabi-ya Boston
受講科目
高2数学 個別指導
高2国語・作文 個別指導
面接 個別指導
進学校富士見丘学園高等学校
高校で楽しみにしていること学校行事・制服

 ニチカさんは、アメリカで2年余りの生活を経て、高校2年生の夏に帰国しました。帰国時期が決まった後、4月に一時帰国して学校訪問を行ったことが、志望校を決める大きなきっかけとなりました。実際に学校を訪れ、日本での高校生活を具体的にイメージできたことで目標が明確になり、本帰国までの限られた期間に集中して試験準備に取り組むことができました。
 本帰国後すぐに受験した編入試験で、見事合格を果たしたニチカさん。これまでの海外生活を振り返り、自分の経験や強みを整理したことも、今回の合格につながったのではないかと思います。ニチカさん、合格おめでとうございます!9月から始まる新しい高校生活を、思いきり楽しんでください!

編入を考え始めたきっかけ

Q1.  帰国後の進路を考える中で、いつ頃から編入試験に向けた準備を始めましたか?また、日本の高校への編入を選んだ経緯もあわせて教えてください。
ニチカさん:父の仕事の都合で移住の半年前に帰国が決まりました。編入試験に向けた準備は、試験の四ヶ月前ほどに始めました。
Q2. 当時、一番不安だったこと・分からなかったことは何ですか?
ニチカさん:実際の編入試験の内容や面接の流れがわからないことが不安でした。インターネットで調べた際も、前例が少ないため過去問や海外編入についてのブログなどが少なく、対策法が自分ではわからないことも心配の一つでした。
保護者様:情報が少かったことです。
Q3. 編入先の高校を選ぶ際に、重視したポイントは何でしたか(校風・大学進学実績・国際性・編入生の受け入れ体制・部活動など)。
ニチカさん:アメリカで身につけた英語能力を継続、また伸ばしていきたかったので、海外からの編入生の受け入れ態勢と英語教育を重視しました。

海外生活と編入準備

Q4. アメリカで高校生活を送りながら、日本の編入試験を準備する中で、大変だったことは何でしたか?
ニチカさん:私の場合は、アメリカの高校でスポーツ等の課外活動をしていなかったため、アメリカの高校生活と日本の編入試験の両立に関しては特別苦労することはなかったのです。
Q5. 勉強面で特に苦労した教科や内容はありましたか?
ニチカさん:アメリカの現地校で受けていた内容と重ならない部分も多かったため、数学が特に難しかったです。私の受けた編入試験には数学はなかったので問題はなかったのですが、短期間で日本の数学のカリキュラムを網羅するというのは現実的ではないと感じました。
Q6. 学校選びや編入制度、単位・履修などで悩んだことはありましたか?
保護者様:学校選びは4月に一時帰国をして、学校見学をして本人に合いそうなところを選びました。編入制度は情報がなく不安だったので、Manabi‐yaさんに相談したり、学校の担当の方に質問したりしました。

Manabi-ya Bostonを選んだ理由

Q7. Manabi-ya Bostonを選んだ理由を教えてください。
保護者様:インターネットで検索して、まずは相談というカタチで面談をして頂きました。そこで丁寧に答えて下さったのと情報をしっかり持っていて的確にアドバイスをして下さったのが決め手になりました。
Q8. 受講を始めてから、印象に残っている授業や講師とのやり取りはありましたか。
ニチカさん:講師の方に英語の作文のほうが私の言いたいことがはっきり書けているよと教えていただいたことが印象に残っています。私は日本語が第一言語で一番自分の考えを表現できる言語と考えていたので驚きました。しかし考えてみると、先に結論をはっきり書く英作文の特徴が自分にあっているということに気づき、納得しました。
保護者様:授業のあと、毎回楽しそうに授業の内容を報告する娘を見て、とても安心感がありました。

学習を通して感じた変化

Q9. 授業やサポートの中で「特に役立った」と感じたことがあれば教えてください。
ニチカさん:英作文の書き方についてのレッスンは特に試験に役立ったと思います。文章の構成を始め、細かい文法やネイティブのようなナチュラルな言い回しなど、多角的な観点から書いた作文を添削していただきました。実際の試験でも、学んだことを活かしてエッセイを仕上げることができました。
Q10. 編入準備を通して、自分自身が成長したと感じることはありますか。
ニチカさん:私は自分自身の能力にあった学校ややりたいことのある学校へ一時帰国時に見学に行ったり、ホームページを見たりして、志望校を決めました。自分がやりたいことができる場所を自分で探すという体験は今までにあまりなく、苦戦しました。しかし、この経験から自分を見つめ直す方法を知り、成長したと感じました。
Q11. お子さんの成長を感じた場面があれば教えてください。
保護者様:面接講座を受けることで、自分のことを振り返り、見つめ直す良い機会になり、色々な気付きがあったのではないでしょうか。

合格につながったポイント

Q12. 「これが合格につながった」と思うことは何ですか?
ニチカさん:実際の試験を想定して勉強できたことが合格につながったと思います。例えば、Manabi‐yaの講師の方との面接のレッスンや制限時間内に作文を書き上げるための練習などは、実際の試験へのイメージが固まり、合格につながったと感じています。
保護者様:Manabi‐yaさんのレッスンを受けて、本人も真面目に取組んだのが良かったと思います。
Q13. 編入試験に向けて、面接・作文・学力試験などで「やっておいて良かった」と思う準備はありますか?
ニチカさん:事前に書類で提出するための英検を受けておくことです。自分の英語の能力を学校に示したうえで、他の試験を受けることになるので安心して取り組めました。

合格、そしてこれから

Q14. 合格を知ったときのお気持ちを教えてください。
ニチカさん:とても安心しました。自分で事前に見学に行ったり、ホームページを見たりして、気に入った学校だったので嬉しかったです。
保護者様:とても安心しました。
Q15. これから始まる日本での高校生活で楽しみにしていることは何ですか?
ニチカさん:日本での学校行事が楽しみです。また、制服を着ての登校など、日本の伝統的な高校生活ができることを楽しみにしています。
Q16. アメリカでの高校生活を振り返って、編入試験に生かされたと感じる経験や学びはありますか?
ニチカさん:夏休みにサマーキャンプなどのイベントに参加したことと、学校での授業を真剣に受けていたことが生かされたと思います。特に活動報告書に書くときや、面接の際に役立ちました。
Q17. 今の自分から、編入を考え始めた頃の自分へアドバイスをするとしたら、どんな言葉をかけますか?
ニチカさん:今振り返ると、日本の高校に合格できた頃から、自分の将来への見通しが少しクリアになった気がします。編入を考え始めた頃の自分には、今は不安だと思うけど、努力で状況を変えることができるということを教えてあげたいです。

これから高校編入を目指すご家庭へ

Q18. 今後、海外から日本の高校への編入を目指す方へ、メッセージをお願いします。
ニチカさん:海外と日本、両方の高校生活を送れるということはとても貴重で素晴らしい経験だと思います。編入試験の勉強を、海外の高校の宿題などと両立することは大変だと思いますが頑張ってください。

Manabi-ya Bostonより
 ニチカさんは、最初は数学なども一緒に取り組みましたが、志望校が定まってからは、編入試験の準備を中心に英作文、日本語作文、面接の対策に取り組まれました。
 編入試験の準備を通して感じたことですが、渡米当初は様々な困難にぶつかりながらも、自分なりの方法で壁を乗り越えてきた経験を丁寧に言葉にされたり、日米両方の学校生活を冷静に見比べ、多様性を尊重することの大切さやそれぞれの国の良さと課題について考えを深めたり、誠実でまっすぐにアメリカでの生活に向き合っている姿がとても印象的でした。
 着実に準備を積み重ね、志望校への編入という結果につなげられたことは本当に素晴らしいと思います。失敗を恐れずに挑戦したいという前向きな気持ちを大切に、新しい環境でも大いにご活躍されることを願っています。おめでとうございます。